【体験談】中学時代に日本舞踊の講座で初めて使った舞扇子

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舞扇子(白竹)白地・天雲砂子・朱

今回は、当サイトへお寄せいただいた舞扇子に関する体験談をご紹介します。

 

今回は、中学生時代に日本舞踊を習っていた方の体験談です。

 

中学校での日本舞踊講座

現在21歳で女子大生をやっています。

 

中学生の時に日本舞踊を習っていましたので7、8年ほど前になります。

 

世田谷区立の中学校で週に1回日本舞踊の講座があり、それに参加していました。

 

部活動と同じ時間にやっていましたが、保護者の方も参加できるという形式の講座でした。

 

きっかけは中学2年生の時、友達に「浴衣を着てみない?」という誘いを受けたことです。

 

もともとそういった講座があるのは知っていましたが、保護者向けのものだと思っていたので生徒ができるということを知らなかったのです。

 

当時和に関することに興味があって、部活も茶道部に入ってましたので浴衣が着れるようになりたいという思いもあってその誘いに乗りました。

 

日本舞踊はもともとどんなものか知らなかったので「浴衣を着付けを覚えるために」と週一の講座の時々参加してました。

 

そこから日本舞踊として踊りを習い始めたのは友達が踊っている姿を見てからでした。

 

日本舞踊を踊り始めて・・・

演目は、正式名称はよく覚えてませんが曲は「さくら」です。一番二番とあって、二番目は舞扇子を持って踊っていました。

 

浴衣を着ておしとやかに踊っている友達の姿がなんだかいいなぁと思って「踊ってみる?」と日舞の先生に言われた時にはすぐに頷きました。

 

実際に踊ってみて、ちょっと漫画の知識で憧れてた太夫ってこんな感じ!?みたいな気分でとても楽しかったのを覚えています。

 

今思うと端から見ておませさんと言われてもおかしくなかったかもな、なんて思います。

 

踊りを始めてからは週一で講座に通うようになりました。

 

部活のように部費などかからなかった上、母親が私がそういったことに興味を持ってくれたのが嬉しかったのか、踊るための浴衣と肌着とステテコ、加えて足袋も買ってくれました。

 

保護者も参加できる講座でありながら私と私の友達2、3人しかおらず、また本格的に踊りを学んでいたのは私と友達1人だけでしたので、先生1人でゆっくり振りを教えていただけました。

 

初めて持った舞扇子

初めて舞扇子を持ったのはさくらの二番を教わったときです。

 

扇子は先生が持参していたものだったと思います、オレンジのグラデーションの扇子でした。

 

父が日舞の扇子と言ったらバッと開くのが印象的だろ!と言いながら扇子の開き方について言ってましたが、実際ゆっくり一つずつ折り目を開いていくので「全然違うじゃん!」と思ったのが扇子を使って踊った時の印象です。

 

さくらが完璧に踊れるようになってから学んだ演目は「菊づくし」でした。

 

発表会で「菊づくし」を披露することに・・・

熱心に私と友達の2人が踊りを学ぶので、せっかくだから発表の場を設けられたらと先生の先生にあたる方のお教室の発表会に参加させてもらえることになりました。

 

そのため披露することになる菊づくしは結構事細かく振り付けを指導してもらいました。

 

発表会前には先生の先生である方に見ていただき、指導していただけました。

 

もっと腰を落としなさいといわれ、ヒイヒイ言っていました。

 

実際の発表会はライトに照らされながら高い舞台の上という環境でした。

 

今まで先生1に対し生徒2の環境だったので大勢の人に見られながら日本舞踊を舞うというのが不思議な感覚でした。

 

その後は中学3年生ということもあって、受験に専念していたため勉強の合間や息抜きに講座に行くというようになりました。

 

最後に習った演目「手習子」は・・・

最後に習っていた演目は「手習子」で、自分たちで書いたいろはの手習い帳と傘を持ってウキウキな感じで踊るのがとても楽しかったのですが、本格的に受験モードに入ってから通えなくなってしまい、完成せずに卒業して続けられなくなってしまいました。

 

もともと部活とも言わず保護者向けの講座としてもあまり人気のあったものではなかったので、卒業後その講座はなくなってしまいました。

 

中学2年から3年にかけてなので実質1年ちょっとしかやっていませんでしたが浴衣の着付けが覚えられたどころか着物の着付けも教わって着れるようになりましたので今でもその知識は役に立ち、成人式の振袖もほぼ自分で着ることができました。

 

ほとんど踊りは覚えていませんが、踊る際の立ち姿で気をつけることなど着物を着た時に自然と出ていたりします。

 

普段も姿勢が良いと言われたりするのはきっと日本舞踊のおかげじゃないかなと思っています。

 

また踊りたいとまではいきませんが、教わってた友達と教えてくれた先生にはこの体験を書いていて会いたいと思いました。

 

・・・・・・・・・

今回の体験談は以上になります。

 

当店「山武扇舗」では、舞扇子を製造・販売しております。ネット通販でも扱っていますので、よろしければそちらもご覧ください。

 

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