【体験談】大変だった「関の五本松」で使った舞扇子

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今回は、当サイトへお寄せいただいた舞扇子に関する体験談をご紹介します。

 

幼少の頃より日舞を続けてられる女性のお稽古や印象に残っているお舞台のエピソードです。

 

 

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舞扇子の選び方

 

はじめまして。今回は私の日本舞踊での経験をお伝えしようと思います。

 

私は29歳の女性で富山県魚津市に在住しています。

 

日本舞踊は流派は藤間流で2歳から始めており、現在で27年になります。

 

お扇子はいつも、東京の浅草の通りで購入しています。

 

柄については、お稽古用は淡いピンク色のものを購入して愛用していますが、本番用はその曲によって使用するお扇子の色や柄もそれぞれ違い、また、何人かで踊るときは、お弟子さん同士でお扇子等の小物を全員でそろえたりします。

 

柄選びについては、先生にご相談し、教えていただきながら購入するという形が多いかと思います。

 

 

日本舞踊の普段のお稽古について

 

お稽古は富山県富山市内にある先生のご自宅で行っています。

 

一週間に1~2回ほどですが、本番や大会が近くなると週に3~4回になることもあります。

 

1回の練習時間は1時間ほどです。(休憩も入れています)

はじめは、先生に1節ずつ口で歌いながら振付を教えていただく形ですが、後半は、カセットテープなどで曲を流しながら、1曲すべてを踊り、正面で先生が見ているという感じで練習しています。

 

曲が終わると、先生から「もっとこんな風にしたらいい。」などの指摘を1回ずつされます。

 

時には口だけではなくて、一緒に踊ってくださることもあります。

 

お稽古中に使うお扇子はお稽古用のものを使いますので、お弟子さんは皆さんが自分の気に入った色のものを使っています。柄の部分が黒塗りのものもありますが、ほとんどのお弟子さんは塗っていないものを使用しています。

 

 

印象深い演目「関の五本松」

 

日本舞踊歴が長いですので、お扇子を使った曲は何曲も踊らせていただいていますが、その中でも一番印象深いものは、「関の五本松」という民謡で、お扇子を5本も使い踊ります。

 

一つは頭に最初からつけて登場し、1本、2本と踊りが進むにつれ1本ずつお扇子が増えていきます。

 

最終的には頭、口、左手、右手、右足に扇子をもち曲がフィナーレとなります。

 

体力的にも結構大変な踊りの1つなので、練習時間も長く、印象に残った曲のうちの1つです。

 

その際に使用したお扇子は白地に松の絵が描かれているお扇子で、お値段も普通のお扇子の2倍ほどでした。

 

同じ曲をソロではなく、3人のお弟子さんで踊ったこともあるのですが、その時のお扇子は黄緑色にきらきらとしたラメが入ったお扇子を使用しました。

 

ほかの二人は色違いで黄色と赤を使用されていたかと思います。

 

 

お扇子にはいろいろと種類があり、色も豊富できれいですので、見ていてもきれいな仕上がりになったかと思います。

 

 

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今回の体験談は以上になります。日本舞踊のお稽古についても詳しく教えて下さいました。

 

これから日本舞踊を始めようかと思っている方の参考にもなりますね♪

 

当店「山武扇舗」では、舞扇子を製造・販売しております。ネット通販でも扱っていますので、よろしければそちらもご覧ください。

 

舞扇子の一覧はこちら

 

また、ネット通販には掲載していない舞扇子も数多く扱っており、日本舞踊に精通した店主が各流派、踊りの演目に合わせた扇の御相談にも応じさせていただいております。

 

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