【体験談】茶道での扇子の使い方

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茶扇子(婦人用)唐子人形

今回は、当サイトへお寄せいただいた扇子に関する体験談をご紹介します。

 

今回の体験談は、茶道の扇子に関するお話です。それではどうぞ。

 

20代の頃に習った茶道で

私は介護職に勤める40代の女性です。20代の頃、1年間くらい茶道を習っていました。

 

ほんの初歩の「茶通箱」というところまでなので、お茶の頂きかたから、自分で一服お茶を点て、お客様に差し上げるところまでの一通りの所作を習いました。

 

茶道での扇子

茶道には、「扇子」が欠かせません。

 

挨拶の前に自分の膝頭の前に置く、床の間の掛け軸などを拝見する時に膝頭に置く、そういう「礼儀」としての用いかたに使います。

 

広げて使うということは、お稽古の中ではありませんでした。

 

そういうわけで、その「茶道」を習い始める時に、必要最小限度必要なものの中に扇子も入ります。

 

茶道お稽古で使う扇子

私は、祖母がやはり「茶道」で使っていた扇子を母親が譲り受けたものを、更に譲って貰い「稽古はじめ」に使いました。

 

おそらく、祖母がお師匠さんから頂いたか、買ったかどちらかだと思います。

 

住んでいる地域には茶道の道具を扱う店は、一軒しかありませんので、その店で売られていた品だと思います。柄は、酉年に因んだものです。

 

男性の稽古用扇子は、女性用よりも一回り大きなものだった記憶があります。

 

茶道に使う小物

他に、「懐紙入れ」(お菓子をのせたりするのに使う)や、お菓子を食べる時に使う鉄製の楊枝とそれを収める「楊枝入れ」そして、袱紗(ふくさ)。

 

だいたい初歩に必要なのはこういう小物たちで、それを入れる袋の中に扇子も収めていました。

 

年末になると翌年の「勅題」というのが発表され、それに合わせて、それに因んだ紋様の袱紗や茶碗、扇子などが売り出されます。

 

それを、先生が生徒さんたちにプレゼントするという社中も多いかと思います。何年も習っていると、幾つもの扇子や袱紗が溜まっていったりします。

 

茶道の師匠

私は、訪問介護の仕事をしているので、実は「茶道の師匠」をされている利用者様宅に訪問サービスに出ることも多々あります。

 

勿論、裏千家から表千家、など色々な宗派の師匠たちがいます。

 

訪問しているうちに、お互いに色んな話しをするようになって気心が知れてくると、時折「是非、貰ってほしい」とプレゼントに頂くのが袱紗と扇子です。

 

以前、現役でまだ「お稽古」をしている先生のお宅では、サービスが終わってから(ヘルパーとしての仕事が終わってから)お抹茶とお菓子を頂いてくるという事もありました。

 

本当は、業界の中では「利用者様と介護者の適度な距離」という見えないルールがあり、ご法度的な事ではあるのですが・・・。そういう思い出もあります。

 

その先生から頂いた「扇子」も大切にしまっています。

 

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今回の体験談は以上になります。

 

山武扇舗のネット通販でも茶扇子を少し扱っていますので、よろしければそちらもご覧ください。

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